『たくさんのお月さま』大人にもおすすめ!お月さまのおはなし

あらすじ

海辺の王国に住む小さなおひめさまレノアひめは、木いちごのタルトを食べすぎて、病気になってしまいました。

心配する王さまに、レノアひめは「お月さまをもらったら、きっとげんきになるとおもうの」といいました。

王さまは、かしこい家来たちに月を手に入れるよう命じますが、どんなかしこい大人たちにも、月をとってくることはできません。

そんななか、大人たちの常識や心配をさらりとくつがえし、解決策を知っていたのはレノアひめ。

さて。レノアひめは、いったいどんなお月さまをもらったのでしょう。ぜひ読んでみてくださいね。

おすすめポイント

小さなおひめさまは、ちょっぴりわがままだけど、たくさん食べるとおなかが痛くなってしまう、ごくふつうの女の子。

レノアひめの病気を治すためならと翻弄する王さまも、どこにでもいるお父さんなのかもしれません。

大人の常識にとらわれず子どもの話に耳をかたむけられているだろうかと、自問自答し考えさせられるお話です。

タイトルの「たくさんの」は、お月さまが「いっぱいある」という意味ではなく、お月さまひとつをとっても「たくさんの考え方がある」という意味なんだろうと思います。

哲学っぽさをユーモアで包みこんで読ませてくれる物語は、大人にもおすすめの1冊です。

「絵本」から「幼年向け読み物」へ

もともとは絵本として出版されていましたが、現在は挿し絵がたっぷりの幼年向け読み物として出版されています。

少し長いおはなしが聞けるようになった、絵本から読み物へと移行する時期の子どもたちにおすすめです。

絶版になった絵本をご覧になりたい方は、ぜひ図書館で探してみてくださいね。

本の情報

『たくさんのお月さま』
ジェームズ・サーバー/作 ルイス・スロボドキン/絵 なかがわちひろ/訳 2019年 徳間書店 72p 21cm アメリカのおはなし
自分で読むなら小学校低学年頃から 読んでもらうなら4、5歳頃から
【参考】
絵本『たくさんのお月さま』(絶版)
ジェームズ・サーバー/文 ルイス・スロボドキン/絵 なかがわちひろ/訳 1994年 徳間書店 48p 25cm アメリカの絵本 コルデコット賞受賞作品(※注)
自分で読むなら小学校低学年頃から 読んでもらうなら4、5歳頃から

(※注)コルデコット賞:アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して1年に1度贈られる賞。1937年にアメリカ図書館協会によって創設。19世紀イギリスの絵本画家ランドルフ・J・コルデコットの名にちなんでいる。

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