岡山県立美術館で開催中の「かこさとしの世界展」と、岡山シティミュージアムで開催中の「MINIATURE LIFE展2」。夏休みに入った小学生の息子を連れて行ってきました。その模様と、行って感じたことをお伝えします。 これから行かれる方は、混雑状況などご参考に!行こうかどうか迷われている方は、決断のご参考に!
※現在、いずれの展覧会も岡山での会期は終了しています。
かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
in 岡山県立美術館
子どもたちは、ちゃんと自分の目で見て、自分の頭で考え、自分の力で判断し行動する賢さを持つようになってほしい。その手伝いをするのなら、死にはぐれた意味もあるかもしれない。
かこさとし 『かこさとしの世界』より
19歳で敗戦を迎え、生き残ったその先の人生をどう過ごすか思い悩み、子どもの「生きる力」が育つように手助けする人生を歩もうと決意。この理念のもと、生涯をかけて数々の絵本を創作した。単なる人気絵本の原画展ではなく、作家の生涯をかけた子どもたちへの思いを辿りながら鑑賞できる展覧会だった。未来を担っていく子どもたちへのメッセージが所々にちりばめられ、胸に響いた。
「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」シリーズなど、おなじみの物語絵本の原画を楽しめることはもちろん、科学絵本の面白さを再発見することもできた。ウクライナ民話「てぶくろ」を翻訳した紙芝居『おちていたてぶくろ』の原画も。
大人にも子どもにも見ごたえのある展覧会だと感じた。
○開館時間の直後に行くと比較的すいていて、人との距離をとりながらゆっくり見ることができた。 ○記念撮影できるフォトスポットも充実🎵 ○絵本を手に取って読めるコーナーも有り。 ○図録の表紙と同じデザインのトートバッグ、マスキングテープ、ポストカード、缶バッチは会場限定オリジナルグッズ。どれも欲しくなる🎵
ローソンチケット限定で販売されていたお得な早割チケットと前売ペアチケット。便利でお得はいいけれど...これじゃあ半券を記念にとっておく気はしないよぉ💦
MINIATURE LIFE 展2 田中達也 見立ての世界
in 岡山シティミュージアム
見立て作家でありミニチュア写真家である田中達也。
ふだん誰もが使っている道具や身近にあるものを「何か」に見立てて、ミニチュアの世界を作る。そのミニチュアの世界を写真におさめると、なんだかリアリティーのある世界に見えてくるから不思議。
ミニチュア模型と写真の両方が展示されていて、「このミニチュアを写真に撮るとこうなるのか!」逆に「この写真はこんなミニチュアなのか!」と、両面から楽しめた。
「その道具、そう見立てるか!」という意外な発想も面白い。
写真撮影OK!同じミニチュアを撮影しても、もちろん写真家の写真のようにはならないけれど。作家が作ったミニチュアを、作家と同じ目線で撮れる!小学生の息子にとってはとても面白い体験だった。
タオルと洗濯ばさみは、水泳の試合に!他にも夏らしい場面の作品が多かった。
自分がミニチュアの中に入ったような写真が撮れる展示も。
ミニチュアライフ展とあって、図録のサイズも小さくてかわいい。チケットの縦のサイズとあまり変わらないサイズ。
※平日だったけれど、午前11時を過ぎて行くとすでに混みあっていた。
まとめ
【岡山県立美術館】と【岡山シティミュージアム】 ○近距離だから、まとめて回れる。 ○どちらの展覧会も、子どもから大人まで楽しめる。 ⇒夏休みの子どもと一緒に楽しく過ごせるちょうど良いコース!