あらすじ
雪がたくさん降って、あたりは真っ白。
食べるものが少ない冬。おなかをすかせたこうさぎが食べ物をさがしに出かけると、かぶを2つ見つけました。こうさぎは1つだけ食べ、もう1つは、ろばさんのところへ。ろばさんは留守だったので、家に置いて帰りました。
帰ってきたろばさんは、かぶにびっくり。ろばさんはちょうど食べるものを見つけたばかりだったので、かぶをやぎさんのところへ届けることにしました。
思いやりの気持ちをのせたかぶが、動物たちのもとをめぐります。結末は、ぜひ読んでみてくださいね。
寒い日に「ともだちを思う気持ち」の連鎖が楽しい、心温まる絵本です。
おすすめポイント
子どもたちは、繰り返しのお話が大好き。単に「楽しいお話」として聞いているかもしれませんが、思いやりの気持ちは連鎖するもの。きっと伝わるものはあるはずです。
寒い冬、親子で読むのにおすすめの、あったかい気持ちになる絵本です。この冬、ぜひ親子読書で楽しんでみてくださいね。
本の情報
『しんせつなともだち』 フアン・イーチュン/作 君島久子/訳 村山知義/画 1987年 福音館書店 28p 20cm 自分で読むなら小学校低学年頃から 読んでもらうなら2、3歳頃から
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